大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会は25日、会場の入場ゲートを開く時間を早める「アーリーゲートオープン」を始めた。元々は午前9時だったが、この日は5分前にオープンした。
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この日の東ゲート前では、開場前にスタッフが「今日はアーリーオープンになります。(午前8時)55分になりましたら、(入場チケットの)QRコードの認証が始まります」などとアナウンス。ゲートが開かれると、来場者たちが会場中心部に向けて駆け出し、パビリオン前に早くも行列を作っていた。
万博では事前にオンラインで来場日時やパビリオンの観覧時間を予約するのが基本。だが午前9時に来場予約をしても、混雑のためにすぐに会場に入れず、パビリオンの予約時間に間に合わないケースが続出していた。
協会によると、今後、来場者の増加も予想されており、さらに開場を早めることも検討する。開場を早める時間は当日の混雑具合や、会場内の準備状況を見て判断する。
母親、祖母と訪れた大阪市の中学1年西谷理那さん(12)は午前9時ちょうどに入場した。「早めに入れると余裕があって助かる。早めに入れた分、スタンプラリーや食事を楽しみたい」と話した。(吉川喬)