座標のバグのような立地の旅館がX上で話題になっています。
投稿したのは、Xユーザーの@enuenuenubiさん。
当ポストは2025年5月22日時点で6000件を超えるいいねを集めるなど反響を呼んでいます。
兵庫県にある旅館にまつわる投稿が話題となったことに関連し、記事後半では兵庫県の観光消費額についても紹介します。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「間違った座標に転送されてきた」感のある旅館を発見
「建物ごと間違った座標に転送されてきた感ある旅館、ワクワクがすごいちょっと波高い時とか大丈夫だったのだろうか」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。
そこに収められていたのは、海岸のど真ん中にポツンと佇む旅館。旅館のほんのすぐそばには岩礁が広がっており、建物から一歩外に踏み出せばすぐに海にアクセスできるという素晴らしい立地ですが…。
周囲にほかに建物はなく、まさに別の場所から間違った座標に転送されてきたような不思議な光景に驚いてしまいます。
まるで映画やゲームの中の世界かのような非現実的な光景には、多くのXユーザーがリアクション。「漂流旅館」「転送座標が50メートルほど海側にズレた感w」「基点コピーミスった時になるやつ」といったコメントや、「基礎どうなってるんだろ」「冬場は潮風もすごいしメンテナンス大変そう」「登記や建築許可どうなってんのこれ」などリアルな心配の声も続々と寄せられました。
明治創業の老舗料理旅館で、現在は廃業
話題となった場所は、兵庫県豊岡市の竹野海岸でかつて営業していた料理旅館「竹涛」です。明治中期創業の老舗で、近隣の柴山港から届く鮮度抜群のカニが味わえるという知られざる名店でした。
しかし残念ながら現在は廃業してしまったようで、土地と建物が売りに出されているとの情報も。まさに海の目の前というロケーションで食べるカニは、さぞ味わい深かったでしょうね。
この投稿には「一回泊まりに行ってみたかったな」「少し怖いけどステキロケーションなのに」など、廃業を惜しむ声も多く寄せられています。
(以下引用)
建物ごと間違った座標に転送されてきた感ある旅館、ワクワクがすごい
ちょっと波高い時とか大丈夫だったのだろうか。 pic.twitter.com/9RvkFsrrjJ
— えぬびい✴︎『ポツンと神社』写真集発売中✴︎ (@enuenuenubi) May 19, 2025
(以上引用)
兵庫県の2023年度の観光消費額は1兆5677億円
兵庫県で撮影された写真が話題となったことに関連し、ここからは「兵庫県の観光消費額」を紹介します。
世界遺産の姫路城や異国情緒漂う神戸の街並み、歴史ある有馬・城崎温泉など、多彩な魅力が詰まった観光地を多く有する兵庫県。
県が公表している「令和5年度 兵庫県観光客動態調査報告書」によると、2023年度の兵庫県の観光入込客数は1億2232万人。県内観光消費額(名目)は、1兆5677億円でした。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「座標バグの旅館」を紹介しました。
投稿主の@enuenuenubiさんはフォトグラファーとして活動しており、普段から各地で見つけた不思議な光景を撮影しています。
現在、田んぼのまん中にポツンと佇む不思議な神社の写真集『田んぼのまん中の ポツンと神社』が発売中なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
・@enuenuenubi
・兵庫県「令和5年度 兵庫県観光客動態調査報告書」